放牧の仲間たち 北海道八雲町 小栗ファーム

北海道八雲町
小栗ファーム

「小栗ファーム」は牧草地を永続的に活用した放牧酪農方式の牧場です。

北海道八雲町
小栗ファーム

小栗ファームは北海道の八雲町にある放牧畜産の実践牧場です。 その面積は82haあり、そのうち26haが専用放牧地、23haが兼用放牧地、残りの33haが牧草を作る採草地です。 この広い放牧地に70頭余りの乳牛(ホルスタイン種)が放牧されています。 放牧の期間は5月上旬から11中旬にかけてで、24時間放牧する昼夜放牧という方式の 放牧がおこなわれています。 冬の間は北海道では牧草がなくなりますから、夏の間に採草地で収穫した牧草を、や はり野外で与えています。 小栗ファームでは放牧地を大きく2つに分け、朝搾乳してから夕方搾乳するまでは一 つ目の放牧地、 夕方搾乳してから翌朝搾乳するまでは二つ目の放牧地に交互に放牧する定置放牧とい う放牧形態を行っています。
この小栗ファームが現在のような放牧による酪農を始めたのは現経営主の小栗格さ んの父小栗隆さんの代でした。 なぜ、小栗さんは放牧による酪農に切り替えていったのでしょう。 小栗さんが舎飼い方式の飼い方をしていた時は設備投資をして大きな借金を抱え、 それでも毎日長時間の重労働が続き、牛舎から解放されない日々だったそうです。 そんな時、子どもだった息子さんが近所の牛を見て「どうしてうちは放牧しない の?」と言ったといいます。 こうしたことがきっかけで小栗さんは放牧の勉強のために各地へ視察に出かけまし た。 その際、気が付いたのは放牧を実践している牧場の奥様の笑顔だったそうです。 そうして放牧を開始してよかったことは? それは映像をご覧ください!