環境にも優しい!放牧

環境にも優しい!放牧

放牧畜産は、資源循環を基本とし、環境に優しく、自給率が高く、人類全体の目標である SDGsに貢献できる畜産です。日本の各地で問題となっ ている耕作放棄地などへの活用が期待されているほか、景観や農村の維持、食育の場として多様な役割を担っています。

日本の多くの地域では冬場に草資源が乏しくなってしまいます。そのため夏場に牧草などを収穫して乾草や右の写真のように、ラップで巻かれた サイレージと呼ばれる発酵させたエサを準備して冬場に与えます。

多様性と多面的機能

放牧地の役割は草食家畜の放牧に利用されるだけでなく様々な役割も持っています。
一つには耕作されなくなった土地を利用して放牧を行うことで地域の景観を保ちます

また、傾斜地に牧草やシバを植えてそれを放牧家畜が食べることで国土を保全管理できます。 また、放牧地を都市生活者や学生等と交流する場所として利用することも行われています。