放牧の仲間たち 北海道 佐藤牧場

北海道 足寄町
佐藤牧場

佐藤牧場は、独自の放牧スタイルで斜地を利用した放牧風景は風光明媚で、牛は牧草を食べ、ゆったり暮らしています。

北海道 足寄町
佐藤牧場

放牧酪農が盛んな、北海道足寄町にある佐藤牧場。牧場主の佐藤弘子さんは、父・広市さんから経営を引き継ぎ、佐藤牧場独自の放牧スタイルを築き上げています。斜地を利用した放牧風景は風光明媚で、牛は牧草を食べ、ゆったり暮らしています。粗飼料自給率は100%。採草地ではチモシーをメインにオーチャードグラスなどを生産。放牧地ではクローバーのほか、ペレニアルライグラスの新しい品種《道東1号》を生産しています。病気に強く、越冬しやすいのが特徴で栄養価も高い品種です。引き継いだ当初、20haの放牧地は20牧区に分けて利用していたそうですが、草が余って伸びてしまうことから7牧区に集約。すると、牛は栄養価が高い段階の草をのびのび食べられるようになったといいます。いまは繁殖母牛を放牧していますが、今後は育成牛も放牧し、より健康に牛を育てていきたいと佐藤弘子さんは語ります。