放牧の仲間たち 北海道 近津牧場

北海道 別海町
近津牧場

近津牧場は「いい土づくりが、いい牧草生産につながるが」信条に土地を活かし地域に根ざした放牧酪農を行っています。

北海道 別海町
近津牧場

生乳生産量日本一を誇る北海道別海町で、放牧酪農を行う近津牧場。“いい土づくりが、いい牧草生産につながるが”信条です。近津義尊(よしたか)さんは、就農して16年。土地を活かし、地域に根ざした放牧土壌分析、飼料分析、乳牛の 交配とデータに基づく合理的な経営を追求し 酪農を続けています。2018年に放牧畜産実践牧場の認証を取得しました。放牧地は23ha、採草地(兼用地)は30ha、5月〜11月中旬までの期間に昼夜放牧を行なっています。飼養頭数は、搾乳牛40頭、育成牛17頭です。牧草の生育状況に応じて牧区の滞在期間を柔軟に変更しています。放牧期間中は配合飼料を給与しません。また、2019年には有機JAS 有機飼料の認証を取得しました。草地は16年前の草地更新で、チモシーとクローバーの種を蒔いたままの永年牧草です。近津さんは、良質な牧草を生産するため、土づくりに熱心に取り組んでいます。自立した農場を目指した近津牧場。広大な土地の土壌を活かし、良質な牧草作りに努めていました。