北海道
十勝アルプス牧場
放牧畜産基準認証第1号の牧場で「土作り草作りから生まれる健康的で低コスト生産ができる放牧酪農」をモットーに、地域の気候や土壌に適合し、将来にわたって持続可能な酪農を追求しています。就農した当初は、高泌乳をめざして濃厚飼料を多給していたが、乳牛の疾病が増え乳飼比が高くなって自給飼料基盤を生かせていないことを痛感したことから、ニュージーランドの効率的な放牧を学び、放牧酪農に転換して、牛と人に心地よい牧場づくり、健康的でおいしい牛乳生産を目指しています。草の生育速度は季節によって変化するため、牧区数を変えたり、自給乾草を補充したり、草の生育に応じた放牧地管理を行っていて、牛の放牧により年々草の収量・品質が良くなっていることから、分析に基づいた施肥管理をしていれば放牧地では更新の必要はないと感じています。現在、60haの草地にブラウンスイスなど乳牛約100頭を飼養し、アイスやスウィーツを製造販売する地元企業に生乳を提供し、委託製造した自社ブランドアイスの販売も行っています。