イタリアンライグラス|はやまき18、Kyushu 1

作物 イタリアンライグラス
品種 はやまき18、Kyushu 1
栽培地 曽於郡大崎町
栽培者 鹿児島県 11
栽培面積/a 40、10
播種量/10a 5、5
播種日 2022年10月20日
調査日 2023年2月20日、5月8日
収量/10a/kg① 生草/はやまき18 3,245 Kyushu 1 2,795
乾物/はやまき18 607 Kyushu 1 579
乾物率%/はやまき18 18.7 Kyushu 1 20.7
収量/10a/kg② 生草/はやまき18 3,320 Kyushu 1 2,240
乾物/はやまき18 720 Kyushu 1 556
乾物率%/はやまき18 21.7 Kyushu 1 24.8
栽培概況 気象・生育・展示 ・新たな栽培体系(組合せ)を取り入れて地域の飼料増産につなげる。おおよそ最低気温5℃以下になった頃から、草丈はほとんど伸びなくなったが、暖かくなり出した2月下旬から、草丈の伸びが高くなり始めた。草丈が伸びなくなって以降も乾物収量は増加していった。出穂は、Kyushu 1が1月下旬にはほぼ出穂。15日以上遅れて、はやまき18の出穂そろいが見られた。最低気温の平均が10℃以上だった11月下旬(草丈22~26㎝)の硝酸態窒素濃度は、品種間差はあったが、2,000~8,000ppmと非常に高かったが、気温が5℃を下回り始めて数日たった頃の12月7日頃から急激に低下し始め、降霜が数回あった12月下旬からは、給与上問題のないレベルに下がり、その後ほぼ検出されないレベルとなった。乾物収量は、2回の刈取合計で、はやまき18が1,327kg、Kyushu 1が1,135kgとなり、高収量となった。粗タンパク(CP)については、12月下旬~1月上旬には11~14%と高かったが、Kyushu 1については、1月上旬は7%代となっていた。両品種とも、立ち型で茎も細く乾草に適した草種と感じた。特にKyushu 1が茎が細い印象であった。倒伏はほとんど見られなかった。播種が10月20日となってしまったが、両品種とも5月上旬までの200日間で乾物量で10a当たり1,000kg以上の収量となったことから、地域波及性の高い品種と考える。
撮影図
  • イタリアンライグラス|はやまき18、Kyushu 1
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