飼料用稲|つきあやか、ミナミユタカ

作物 飼料用稲
品種 つきあやか、ミナミユタカ
栽培地 菊池市泗水町
栽培者 熊本県 1
栽培面積/a 50
播種量/10a 4
播種日 2022年5月24日
調査日 2022年10月3日
収量/10a/kg① 生草/つきあやか 4,079
乾物/つきあやか 1,324
乾物率%/つきあやか 32.5
収量/10a/kg② 生草/ミナミユタカ 5,802
乾物/ミナミユタカ 868
乾物率%/ミナミユタカ 15.0
栽培概況 気象・生育・展示 ・新品種を導入し展示して地域での飼料増産の普及につなげる。初期生育は良く、移植前の苗の状態は非常に良かった。(写真1)。「つきあやか」は6月28日に移植後、8月26日に出穂し、10月4~6日にロールベール体系による収穫を行った(写真2~5)。最高分げつ期調査時に「つきあやか」は多少のいもち病やコブノメイガによる食害が確認されたものの、その後、収穫時に大きな影響は確認されなかった。9月18~19日に九州地方に上陸した台風14号による風の影響で「ミナミユタカ」は乳熟期ながらほぼ8割が倒伏する一方で、「つきあやか」は一切倒伏が確認されず、極短穂品種による耐倒伏性を確認した。ロールベール体系における実収量は径1.2m×高さ1.2mのロールで「つきあやか」は2.6個/10a、「ミナミユタカ」は3.0個/10aであった。展示ほを設置したほ場周辺では、主食用米も栽培されており、飼料用イネはこれまでは出穂後、乳熟期での収穫が行えず、10月以降に飼料として不向きな成熟期以降で収穫することが多かった。今回展示した「つきあやか」は穂が短く籾が少ないという品種特性が十分に発揮されたことに加え、台風による倒伏がなく、10月以降に収穫しても収穫適期が長いため、来年度も利用していきたい。
撮影図
  • 飼料用稲|つきあやか、ミナミユタカ
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