イタリアンライグラス|きららワセ

作物 イタリアンライグラス
品種 きららワセ
栽培地 清瀬市中里
栽培者 東京都 1
栽培面積/a 50
播種量/10a 4
播種日 2022年9月20日
調査日 2023年5月2日
収量/10a/kg① 生草/5,,200
乾物/1,159.6
乾物率%/22.3
収量/10a/kg②
栽培概況 気象・生育・展示 ・北多摩地域において耐倒伏性と「いもち病」に優れた品種と判断し栽培展示した。概ね栽培計画通りの施肥、播種を実施することができた。今回選んだ圃場は、周囲に日差しを遮るものはなく、日照時間を十分に確保できた。元来暖地向きの品種であるが、9月下旬に播種して7か月の生育期間を確保することで、東京都の北多摩地域でも十分な収量を得ることができた。また、昨年度の「はやまき18」よりも、収量(3,800kg/10a)を大きく伸ばすことができた。5月上旬から収穫が始まり、乳牛1頭当たり4.5㎏/日給与している。乳牛の嗜好性も非常に良好である。当牧場の搾乳牛の飼養頭数は25頭前後であるため、この給与量を維持しても6か月前後は継続できる。収穫後は飼料庫で乾燥させ、ロール状にして保存している。また、日本飼養標準の成分値(乾物%)と比較すると、本品種が、標準的なイタリアンライグラスの成分値に極めて近いことが分かったため、比較的容易に飼料設計を実施することができた。本事例については、地域の酪農家に情報を提供することで、自給飼料栽培の意識醸成を図るとともに、本品種の普及を後押しする。
撮影図
  • イタリアンライグラス|きららワセ
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