飼料用稲|つきはやか+つきあやか

作物 飼料用稲
品種 つきはやか+つきあやか
栽培地 鹿児島県肝属郡
栽培者 鹿児島県 1
栽培面積/a 77+92
播種量/10a 4
播種日 2021年5月25日、2021年5月26日
調査日 2021年9月9日
収量/10a/kg①
乾物/つきはやか2,594.7
収量/10a/kg②
乾物/つきあやか3,407.9
栽培概況 気象・生育・展示 ・新品種を導入し展示して地域の飼料増産の普及につなげる。新たな栽培体系(組合せ)を取り入れて地域の飼料増産につなげる。全般には天候に恵まれ、台風の接近もなく順調な生育であった。品種別にみると、「つきはやか」「つきあやか」とも出穂は早い。「つきはやか」の方が早生種だけあって、同日播種で試験を実施したが、出穂は1週間から10日早い。その分収量は少ないと思われる。穂長・穂重については、両品種を比べると見た目では差はないような気がした。「つきはやか」の方が出穂が早い分と茎数が少ない分で収量は少なかった。ロール生産個数→つきはやか:6.2個/10a、つきあやか:8.1個/10a。(参考データ つきすずか:乾物収量3,149.3kg/10a ロール生産個数7.5個/10a つきことか:乾物収量3,835kg/10a ロール生産個数9.1個/10a。従来この地域は早生種の栽培はない。早生種の栽培で今後考えられることは、各地に被害が拡大しているサツマイモ基腐病に対し、「つきはやか」を早期に栽培することで7月下旬~8月上旬に収穫ができ、収穫後の8月中旬にサツマイモの種イモ栽培が可能と思われた。「つきはやか」の栽培で圃場に水が入り土壌センチュウや病原菌の少ない圃場に種イモ栽培ができる可能性がある。また、早生種を取り入れることで、台風被害の軽減、自給飼料を生産、サツマイモ種イモ生産もでき、農作業の分散にもつながる可能性があり、地域農業にも貢献できる。また、農薬の軽減及び所有農機具の稼働率の向上にもつながる。
撮影図
  • 飼料用稲|つきはやか+つきあやか
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  • 飼料用稲|つきはやか+つきあやか
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