飼料用稲|つきはやか・つきあやか

作物 飼料用稲
品種 つきはやか・つきあやか
栽培地 田村市都路町
栽培者 福島県 8
栽培面積/a 100
播種量/10a 4
播種日 2022年5月19日
調査日 2022年9月15日
収量/10a/kg① 生草/つきはやか3,402
乾物/つきはやか1,149
乾物率%/つきはやか33.8
収量/10a/kg② 生草/つきあやか4,472
乾物/つきあやか1,185
乾物率%/つきあやか26.5
栽培概況 気象・生育・展示 ・新品種を導入し展示して地域の飼料増産の普及につなげる。播種後、一部ほ場においては、水管理が十分でなかったことから除草剤の効きが悪く、雑草が目立った他、5月下旬から6月上旬は低温や日照不足が続き、2品種とも生育の停滞が見られた。7月以降は生育は回復し、2品種とも収穫期が近づくころには草丈が120㎝を越えたが、倒伏は見られなかった。「つきはやか」に比べて「つきあやか」の方が穂長が7.5㎝短く、出穂期は遅かった。2品種とも病害虫の発生は見られなかった。出穂期は2品種とも8月下旬、収穫適期は9月下旬以降と考えられた。当地域の通常の収穫時期は8月下旬から10月上旬であるが、「つきはやか」、「つきあやか」とも出穂期が遅くかつ収穫適期の期間が長いため、収穫作業の分散には有効で飼料品質の向上にもつながると考えられた。以上の結果から、「つきはやか」、「つきあやか」とも収量性、品質の向上につながると思われ、地域への導入メリットはあると考えられた。中でも「つきあやか」は穂長が短く、ほとんど籾がつかないため、家畜の消化性が高まることが期待され、専用品種としてより有望であると考えられた。
撮影図
  • 飼料用稲|つきはやか・つきあやか
  • 飼料用稲|つきはやか・つきあやか
  • 飼料用稲|つきはやか・つきあやか
  • 飼料用稲|つきはやか・つきあやか
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