飼料用稲|たちあやか・つきあやか

作物 飼料用稲
品種 たちあやか・つきあやか
栽培地 田村市船引町
栽培者 福島県 7
栽培面積/a 100
播種量/10a 4
播種日 2022年4月17日
調査日 2022年7月13日
収量/10a/kg① 生草/たちあやか2,945
乾物/たちあやか1,145
乾物率%/たちあやか38.9
収量/10a/kg② 生草/つきあやか4,264
乾物/つきあやか1,501
乾物率%/つきあやか35.2
栽培概況 気象・生育・展示 ・新品種を導入し展示して地域の飼料増産の普及につなげる。移植後の5月下旬~6月上旬は低温や日照不足が続き、葉先枯れや生育の停滞が見られ、2品種とも分げつ期の茎数が少なかった。6月下旬より、イネドロオイムシの発生が見られ、特に「つきあやか」は発生が多く、葉の食害が散見されており、7月中旬頃まで幼虫の発生が見られた。穂いもちは、「つきあやか」で少発生であった。7月以降は、「たちあやか」に比べて、「つきあやか」の方が生育が旺盛になり、収穫時期の草丈は約10㎝高く、穂長は約4㎝短かかった。乾物収量は「つきあやか」の方が高かった。2品種ともに8月以降草丈が高くなったが、倒伏は見られなかった。また、発生が見られたイネドロオイムシや穂いもちについては、通常の薬剤防除でも対応可能な発生程度と考えられた。出穂期は2品種ともに8月下旬、収穫適期は出穂後40~70日(9月下旬~11月上旬)と長く、当地域の通常の収穫時期に適しており、収穫適期の期間が長いため、収穫作業の分散には有効であると思われた。以上の結果から、「つきあやか」の方が収量が高く、生育上問題となる病害虫の発生は無く、収穫時期が当該地域の刈取時期に合っていることから、専用品種としてより有望であると考えられた。
撮影図
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