イタリアンライグラス+エンバク|はやまき18+たちあかね

作物 イタリアンライグラス+エンバク
品種 はやまき18+たちあかね
栽培地 曽於郡大崎町
栽培者 鹿児島県 17
栽培面積/a 50
播種量/10a イタリアンライグラス3+エンバク5
播種日 2021年9月30日
調査日 2021年12月9日、2022年4月15日
収量/10a/kg① 生草/3,991
乾物/770
乾物率%/19.3
収量/10a/kg② 生草/2,950
乾物/516
乾物率%/17.5
栽培概況 気象・生育・展示 ・新品種を導入し展示して地域の飼料増産の普及につなげる。1番草:9月30日播種・12月9日収穫で、年内収穫が可能であり、年内に770kgの乾物収量を確保できることが実証できた。しかしながら、全体に占めるイタリアンライグラスの生草割合が6%程度しかなく、エンバク主体の生育でイタリアンライグラスの生育が極端に抑えられていた可能性があることから、2番草としてのイタリアンライグラス再生草の収穫に影響があることも推測された。2番草:都合により1回目刈り取り後の追肥はできなかったが、イタリアンライグラスが再生。4月中旬には出穂~開花期となり、乾物で516kg/10aの収量を確保できた。茎は細く下葉の蒸れも見られなかったことから、乾燥はしやすいタイプではないかと推察された。また、肥料の効きが悪いようなところは草丈80㎝、効きが良さそうなところは116cmと生育差が大きかった。冬場は低温のため肥効が悪いのは当然と思われるが、この差は堆肥等投入ムラ等が影響しているものと推察された。再生の収量を伸ばすには、秋の作付け時の深耕、堆肥・土壌改良資材・基肥の基準量投入や、1回目収穫後の追肥の実施などが重要ではないかと思われた。更に、1番草の刈り取り時にイタリアンライグラスの再生密度が低かった(測定はしなかったが)ことから、9月播種のイタリアンライグラスの栽培効果確認がうまくできていない可能性がある。エンバクとイタリアンライグラスの播種割合を変更し、1回目刈り取り時のイタリアンライグラスの占有割合を増やすことで、2回目刈り取り時のイタリアンライグラスの収量増加を期待できる可能性があることも推測された。今後の課題である。
撮影図
  • イタリアンライグラス+エンバク|はやまき18+たちあかね

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