| 栽培概況 気象・生育・展示 |
・豚糞堆肥と子実用とうもろこし栽培後のほ場において、次期作への影響を調査するため極早生品種及び早生品種での収量確保を目的とし、栽培展示した。生育は全体的におおむね良好であり、いもち病を含めた病害や害虫の発生は確認されなかった。外観について、Kyushu1と比較してきららワセは葉幅が広く、茎もやや太い草姿が観察された。しかしながら、収穫前3月下旬の雨風等により倒伏している様子が散見され、Kyushu1が顕著であった。収量調査時の生育ステージは出穂期であり、平均草丈はKyushu1が98.3㎝、きららワセが100.25㎝であった。生育期間中、11月は平年(1991~2020年)に比べ平均気温が低く、12月~1月中旬にかけては平均気温が高く推移した。その後、2月は平年よりも1~2℃高くなるものの、3月は平年よりも2℃近く低く推移した。1番草について、Kyushu1の収穫時間15分/20aと比較して、きららワセは茎が太いため、機械収穫の作業時間が25分/20aであった。特に、収穫機への負荷を減らすため、少しずつ収穫作業を進めていた。1番草の機械収穫による収量は100㎝サイズのロールベーラーでKyushu1が6ロール、きららワセが7ロール生産できた(400kg/ロール換算で、Kyushu1:1.2t/10a、きららワセ:1.4t/10a)。収穫時は、硝酸性窒素量を減少させるため、収穫(2025.4.26)後に雨ざらし後に改めて梱包作業を行った。展示ほ場は、豚糞堆肥施用ほ場であるため、硝酸態窒素量を経時調査し、家畜への給与時の留意事項とした。ロール時のRQflex分析値は28及び29.5のため、妊娠牛へ給与する場合は、給与飼料全体量の50%以内(乾物あたり)とする必要がある。 |