| 栽培概況 気象・生育・展示 |
・福島県内で栽培事例の少ないオーチャードグラスの新品種「きよは」をオーチャードグラス主体の永年性牧草地において簡易更新で栽培し生育状況を調査して、地域の飼料増産の普及につなげる。オーチャードグラス「きよは」を令和6年9月に標高約480mのオーチャードグラス主体の永年性牧草地において、簡易更新機で播種した。生育は順調に推移して、坪刈収量で、一番草は約3.1t/10a(生草)を記録し収量性が良かった。一番草は20ロール(6t/ha)収穫となり、当該ほ場においては過去最高であった。二番草の収量は、8ロールであった。近年、高温になることが普通になっていることから、寒地型牧草の再生産が鈍くなっている。このため、近年は再生しやすいように刈り取り高さを高くした。6月2日の生育調査では収穫5日後で草丈は17㎝まで再生していた。三番草、四番草の収量も、各8ロールであった。今までは、当地方の牧草は年3回刈りであったが、温暖化と夏枯れ防止のため高刈りを実行することで、四番草まで収穫可能となり、高刈りの励行により再生産を促し、夏枯れを防止することで永続性も保たれる可能性がある。今回の調査では、「きよは」は収量性が良いことから期待できる品種である。今後は簡易更新後の永続性を確認する。 |