飼料用稲|つきことか、(つきあやか)

作物 飼料用稲
品種 つきことか、(つきあやか)
栽培地 田村市都路町
栽培者 福島県 1
栽培面積(a) つきことか24、(つきあやか34)
播種量(kg/10a) つきことか10、(つきあやか5)※鉄コーティング直播栽培
播種日 2024年5月16日
調査日 2024年10月7日
収量①(kg/10a) 生草/つきことか 647
乾物/つきことか 221
乾物率%/つきことか 34.2
収量②(kg/10a) 生草/(比較)つきあやか 1,274
乾物/(比較)つきあやか 483
乾物率%/(比較)つきあやか 37.9
栽培概況 気象・生育・展示 ・新品種を導入し展示して地域の飼料増産の普及につなげる。「つきあやか」と比較栽培する。生育調査結果について、種籾の前処理の際、浸水時に発根した状態で鉄コーティング処理を行ったため、発芽率が約40%にまで低下した。発芽試験の結果を踏まえ、播種量を計画より多めに厚播きにすることとした。7月より草丈の調査を開始したが、序盤から品種間に15㎝以上の差がみられ、収穫期近くなるとその差はさらに拡大し、9/20時点では「つきあやか」に比べて「つきことか」の方が30㎝以上低い結果となった。2品種ともに倒伏は見られなかった。病害虫等の発生について、6/19調査時点では、「つきことか」でイネミズゾウムシの食害が多く、「つきあやか」では少なかった。9/20調査日時点では、両品種ともにカメムシが多発していた。両品種ともに、播種時にマスラオ粒剤、6月上旬にクリンチャーを散布しているが、「つきことか」にはヒエ、コナギ等の雑草が小発生しており、「つきあやか」にはオモダカ等が極一部に発生していた。2カ所のほ場で稲WCS専用品種2品種を栽培展示した結果、収量調査については、播種時点で発芽率に問題が生じていた(種籾の浸水時間が長かったためか発根してしまい、その状態で鉄コーティング処理をかけたため発芽率約40%であった)こと等から、品種間の正確な比較はできなかったが、生育調査により、草丈、茎数が「つきことか」より「つきあやか」の方が成績が良かったことから、田村市都路町においては極晩生品種である「つきことか」の優良特性を十分に活かしきれない可能性が示唆された。今回導入した「つきことか」栽培時の留意事項としては、種籾の浸水時間や播種時期及び刈取り時期を、現在田村市都路町で栽培されている主食用米や稲WCS専用品種「つきあやか」と同時期にせず、気温等を考慮した上で適期を再検討する必要がある。また、今回の試験品種「つきことか」について、栄養的観点から評価するために、飼料分析も実施した。飼料分析結果から、「つきあやか」に比べ「つきことか」の方が、TDNがやや高いことが分かった。サイレージのpHも「つきことか」の方が低く保たれ、酪酸発酵が無く、製品としての品質は「つきことか」の方がやや優れている可能性が示唆された。
撮影図
  • 飼料用稲|つきことか、(つきあやか)
  • 飼料用稲|つきことか、(つきあやか)
  • 飼料用稲|つきことか、(つきあやか)
  • 飼料用稲|つきことか、(つきあやか)
  • 飼料用稲|つきことか、(つきあやか)

作物の一覧に戻る

ページ上に戻る▲