作物 |
イタリアンライグラス |
品種 |
Kyushu 1、はやまき18、きららワセ、クワトロ-TK5 |
栽培地 |
芳賀郡芳賀町 |
栽培者 |
栃木県 1 |
栽培面積/a |
各50 |
播種量/10a |
5 |
播種日 |
2023年12月2日 |
調査日 |
2024年5月10日 |
収量/10a/kg① |
生草/ Kyushu 1 3,480 はやまき18 6,600 |
乾物/Kyushu 1 765.6 はやまき18 1,243.8 |
乾物率%/Kyushu 1 22.0 はやまき18 18.8 |
収量/10a/kg② |
生草/きららワセ 7,120 クワトロ-TK5 5,500 |
乾物/きららワセ 1,167.7 クワトロ-TK5 979.0 |
乾物率%/きららワセ 16.4 クワトロ-TK5 17.8 |
栽培概況 気象・生育・展示 |
・新品種を導入し展示して地域の飼料増産につなげる。標準的な播種日に比べ40日以上遅播きのため播種量は5kg/10aで実施した。播種後低温日が多く、12月下旬から翌年の2月上旬までは5℃以下であり、出芽状況は供試した全品種とも良好ではなかった。4月中旬以降に生育適温期14℃~18℃となってから生育期に入ったため草丈の伸びが強く、「はやまき18」が他の品種より若干生育が進んだ。病害虫の発生はなかった。収獲適期の出穂期は、地域の一般的な収穫時期4月下旬から5月上旬であった。収獲は5月10日に実施した。「Kyushu 1」は稈が細く、葉は広くなく、すっきりした草姿で乾物率は他の品種と比較して高いが、収量は少なかった。「はやまき18」は草丈の伸びが強かったため一部に倒伏がみられたが、乾物収量は最も多かった。「きららワセ」は稈が太く、葉も広い。生草収量は最も多く、乾物収量も多かったが、乾物率は最も低かった。「クワトロ-TK5」は稈が太く、草姿はがっしりしているが、葉が長くなく収量は多くなかった。複合経営のため、そばの収穫後にイタリアンライグラスを播種するため遅播きになる。当該地域での今後の遅播き対応の可能性や使用の普及性については、供試した4品種のなかでは、「はやまき18」・「きららワセ」を選定することで、収穫低下は防げると考えられた。モアコンディショナーの故障により収穫作業が遅延した。 |