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日本の国土には、けいしゃのきつい山間地や寒い気候の土地、草原などがたくさんあります。また、農業をやめる人が年々増(ふ)え、農地を耕(たが)やされないままほうきされる土地《耕作(こうさく)ほうき地》も増え続けています。このような土地は、ほうっておくと、どんどんあれた土地になってしまいます。じつは、牛たちは、このような土地でもびくともしません。牛たちをこのような土地に放牧することには、次のようなよい点があります。
1. 自然にあるえさを資源(しげん)として活用できる。
2. 雑草(ざっそう)などの下草を牛が食べることで、あれた土地にならない。
3. 草地で冬を過(す)ごすことができる。
4. けいしゃ地でも牛は動きまわることができる。
こうしてみると、日本の牛たちは、牛乳(ぎゅうにゅう)や牛肉をつくりだすだけではなく、土地や草地もまもっているともいえるのです。放牧をして、牛を育てることは、日本の国土をまもるためにもたいせつなことなのです。
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