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うまれてから10か月ぐらいたった子牛は、肥育(ひいく)農家にうつされて、
和牛では12〜20か月ほど、ホルスタインでは12か月ほど育てられます。
そして、いろいろな栄養分をふくんだのうこう飼料(しりょう)を中心にして育てられます。
のうこう飼料を中心にして育てると、しぼう分がきん肉の中にたまって、やわらかく、おいしい牛肉になります。
ただし、肥育のはじめのころは、牧草などの飼料《そ飼料》をたくさん食べさせて育てるほうが、
牛の健康のためにも望ましいのです。
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熊本(くまもと)県の阿蘇(あそ)地方では、1年中放牧をして、
牧草をいっぱい食べさせて、牛を育てています。
このように、放牧を中心にして育てると、内臓(ないぞう)のしっかりした牛が育ちます。
また、牧草を中心にして牛肉をつくることから、「かん境(きょう)にやさしい牛」ともいえます。
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