| 栽培概況 気象・生育・展示 |
・新品種を導入し展示して、地域の飼料増産の普及につなげる。調査時ステージ出穂期。播種後の初期生育は、良好であった。昨年度、同栽培者の華青葉展示圃場では、今年と同時期に播種したものの、播種直後に大雨に見舞われ、圃場内に水が溜まり、初期生育が悪かった。今夏、天草地域では、梅雨入りが遅れ、ダムの貯水率も減るなど少雨であった。しかし、６月15日の播種後２週間の間に程よい降雨があったことが、初期生育を良好にした要因だと考えられる。収量調査時には、草丈は160cm、生収量は3.47t/10a、乾物収量も1.13t/10aと昨年の結果よりも良かったものの、全体的に生育はやや物足りない結果となった。（昨年度データ：草丈135cm、生収量2.7t/10a）また、一部メイガ類等による食害や、紫斑点病の発生がわずかに見られた。（栽培者より）栽培者によると、刈取り後はロールでの給与を予定しており、作業全般において、茎の太さも細く、草丈もそこまで大きくないので、取り扱いが容易であるという点で高評価であった。昨年度よりも生育が良く、その要因としては、先述したように播種直後の程よい雨が影響したと考えられるとのこと。全体的に取り扱いの容易さから、華青葉の評価は高く、次年度以降も栽培したいとのことであった。 |
