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           牛肉が生産されるには,まず農家が子牛を産ませ,それを育て,さらに太らせて十分脂肪をつけてから,市場や家畜商や協同組合に売られます。買われた牛は,屠畜場(食用にするための家畜を殺して解体するところ)や食肉センターあるいは大都市の中央卸売市場まで生きたまま運ばれます。屠畜場では検査員が病気の寄生虫の有無を調べ,異常がないものだけ,食べていいという証明を肉,内臓,皮の決められたところに印を押します。 
             屠畜場での作業は,まず動物を気絶させ,血管を開いて血を十分出させてから,皮をはぎ,内臓をとり,頭と足の先を切りはずし,体を左右二つに割るという手順で行われます。こうしてできたものが枝肉です。動物を気絶させてから血を出させて殺すことによって,肉の中にある血がよく流れ出し,肉が生臭くなく,腐りにくくなるのです。 
             枝肉は,問屋,仲買をとおして小売の肉屋に運ばれます。肉屋では肉が食べごろになるまで冷蔵しておき,骨からはずして,用途別に切って売ります。 
             肉は体の部分によって,肉のやわらかさ,脂肪のつきかたなどが違っているので,それぞれに名前と等級がつけられています。大まかな部分では,背中,もも,わき腹,肩に分けられます。等級は牛では5段階に分けられます。このほかに,格付けといって,枝肉全体のよしあしによる等級もつけられます。1頭の牛からとれる肉の量は,体重500kgで,骨を除いた正肉で205kgです。 | 
         
       
      
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            牧場でできたものはどこへ,どんな方法で送られているか。 
            ●  地域の生産活動,自然環境との関係 
              ≪3,4年生:社会科≫  
              畜産物が日本の食生活を支える上でどのような役割を果たしているか。 
            ●  日本の食生産と食料生産 
              ≪5年生:社会科≫  
              原料の入手にどのような工夫がなされているか。 
              製品の包装や保管,輸送はどのようにしているか。 
              遠くに離れた土地にできるだけ速く送るためにどんな工夫や努力がなされているか。 
            ● 原料の入手や生産品の販売などの面での工夫や努力 
              ≪6年生:社会科≫  | 
         
       
       
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