ソルガム|華青葉

作物 ソルガム
品種 華青葉
栽培地 菊池市
栽培者 熊本県 3
栽培面積/a 50
播種量/10a 6
播種日 2019年06月12日(水曜日)
調査日 2019年07月31日
収量/10a/kg① 生草/3,500
乾物/522
乾物率%/14.9
収量/10a/kg② 生草/5,670
乾物/1,361
乾物率%/24.0
栽培概況 気象・生育・展示 ・乾物率は日本標準飼料成分表の数値。当地域においてロール体系で収穫しやすい品種と判断し栽培展示した。 施肥量:なし。前作のイタリアンライグラスにおいて、堆肥を4~6t/10a施用しており、今回のソルゴーでは施肥なし。(1番草)(出穂期) 圃場面積は50aであり、華青葉を6月12日に播種した。生育は全体的に順調であり、播種から49日で止め葉が出る状態になった。ロール体系での収穫であるため、6kg/10aと播種量を多めとし、収穫時期も止め葉が出たころに実施した。生育期間中の気象条件は、初期生育時は、日平均気温は平年と変わらなかったが、降水量は梅雨入りが遅かったため平年よりも低めであった。また、日照時間は平年よりも多めに推移した。7月上旬までの状況は同様であったが、その後は、降水量が平年よりも多かった。収穫時の草丈は147.7㎝であった。草丈は2.2~2.4m程度であり、収穫時の乾き具合については、生産者からは刈取り後2日目の梱包において、水分が低く、かつ、茎が細く草丈が低いため、進んでいたとのことであった。すす紋病が一部で見られたが、被害は10%以下程度であった。(2番草)(乳熟期)1番草刈取り後、再生した分を調査した。2番草は、試験的に乳熟期におけるロール体系での収穫を試みた。生育期間中の気象条件は、8月下旬において平年よりも降水量が多く、日平均気温及び日照時間が低かった。9月中旬から10月中旬にかけては、気温が高く、降水量は少なかった。収穫時の草丈は、208.1㎝であった。カタログの草丈よりも低い結果であったが、8月下旬の天候不良や追肥を行わなかったためと推察された。ロール体系での収穫作業は、1番草と遜色なかった。牛の嗜好性は、2番草が次の飼料給与までに茎が少し残るなど、1番草(残飼なし)よりも劣る結果であった。2番草の収穫物は、茎の細さやBMRにより、手で触った感じでは柔らかかった。両品種とも1番草及び2番草ともに倒伏はなかった。(総合的に)展示ほを設置した農家からは、ロール体系で収穫する際には、華青葉もソルゴーを作付する際の選択の一つとなる。茎が細いため乾きが早く、嗜好性も良い。出穂前及び乳熟期の刈取りの違いで摂取量に大きな違いは見られなかったとのコメントであった。
撮影図
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
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