ソルガム|華青葉

作物 ソルガム
品種 華青葉
栽培地 天草市
栽培者 熊本県 2
栽培面積/a 50
播種量/10a 6
播種日 2019年05月24日(金曜日)
調査日 2019年07月29日
収量/10a/kg① 生草/4,100
乾物/980
乾物率%/23.6
収量/10a/kg②
栽培概況 気象・生育・展示 ・新品種を導入し展示して地域の飼料増産の普及につなげる。調査時生育ステージ出穂期。①②試験ほ場の草丈は出穂期で152.7cmであり、一部水はけが悪く生育が劣った。③④試験ほ場の草丈は186.8cmで、全部が出穂した。全圃場において排水対策として、溝切りを行っていた。しかし、試験圃場①及び②は水はけが悪く、圃場の一部では水がたまっている所があった。そのため、①及び②では、生育が劣り、草丈もあまり伸びなかった。また、生育が悪かった部分では、前作のアワが優勢に成長していた。①で生収量及び乾物収量が多くなったのは、華青葉だけの結果ではなくアワも混入しているため、華青葉の結果であるとは言えない。試験圃場③及び④区では、比較的初期成長も良好であった。しかし、草丈は2m弱と、2mを超えた昨年よりは劣る結果となった。今夏、天草地域では、梅雨入りが遅れ、ダムの貯水率も減るなど少雨であった。しかし、梅雨入り後は1日の降水量が多く集中的に降雨があった。特に6月30日には1日に180mmの降水量を観測しており、その時期に草丈も1mを超えていた③及び④区では、倒伏が見られた。しかし、その後すぐに回復したことは、華青葉の耐倒伏性によるものだと考察される。尚、2番草についても、生育良好であった。(栽培者より)栽培者は昨年度も同様の展示ほを設置していたが、昨年度は青刈り用(4kg/10a)で栽培し、今年度は新たにロール用(6kg/10a)で栽培した。昨年度は、1圃場で、水はけが悪いうえに前作の飼料用稲の種子が残っていたため、ソルガムの生育が良くなかった。今年度も同ほ場(上記結果の④)で栽培をしたが、昨年度よりもソルガムの生育は良好であった。一方で、今年の①②圃場では、水はけも悪く、前作のアワの生育が優勢となり、ソルガムの生育は悪かった。このことから、前作の種子の対策や、引き続き飼料を栽培することで、圃場の水はけはある程度カバーできるのではないかと考えられた。また、今年度から新たに行った「ロール」に関しては、華青葉は茎も細いため、ロールしやすく、ラップの破れもなかったとのこと。ロール数は、50aでミニロール約200個得られた。全体を通して、華青葉の評価は高く、次年度以降も栽培したい意向である。
撮影図
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉
  • ソルガム|華青葉

作物の一覧に戻る

ページ上に戻る▲