栽培概況 気象・生育・展示 |
・県の奨励品種に指定されており、地域において収量性に優れた品種と判断し栽培展示した。 播種前に除草剤ラウンドアップ4㍑/ha散布。播種地は標高約1,000mの高冷地で、播種前(令和2年8月24日)にラウンドアップによる前植生処理を行い、令和2年9月4日に播種を行った。播種後約10日で発芽し、1ヶ月後には草丈20cm程度、2ヶ月後には草丈40cm程度まで成長したが、ややギシギシが多く見られるようになった。翌年の令和3年2月末にはまだ新芽は確認できず、3月末には全面的に生えそろったが、ギシギシも多く見られるようになった。4月上旬には草丈15~20cm程度まで成長。1番草の刈取調査は6月3日に行い70~90cm程度であった。2番草の刈取調査は7月16日に行ったが、1番草の刈取から1ヶ月半ほどのため、草丈は45cm程度であった。病害虫の発生は確認できなかったが、播種から3週間後に圃場内でシカと思われる踏み荒らし箇所を確認した。その後も足跡は確認できたが、あからさまに食草被害を受けている様子は確認できなかった。ラウンドアップ散布から播種までの間の期間が短かかったことが雑草が多くなった原因と思われるので、前植生処理を完全に行い雑草を抑制できれば、更に収量確保が期待できると考えられる。
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