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技術情報


  マニュアル・パンフレット/草地更新

●牧草の草種・品種の選定

草地の生産性を適正に維持するためには、気象・土壌・地形や、採草・放牧用といった利用目的に適した草種・品種を選定することが重要です。
また、品種については都道府県が地域の自然条件に対して適応性の高いものを奨励品種として指定していますので、奨励品種を用いることか大切です。
混播する草種(品種)の組合せは、基幹草種と補助草種に分けて考え、基幹草種は目的に合わせ、補助草種は基幹草種の生産性や利用上の欠点を補うための草種とします。

利用目的に適合した草種・品種
国内で育成されたオーチャードグラスのマキバミドリ。草収量の季節生産の分布が比較的平準化しており、高位生産の放牧地、兼用草地に好適。 国内で育成されたバヒアグラスのナンゴクの草地。ナンゴクは、従来、広く利用されていたペンサコラに比べて家畜の日増体重が大きい。
集約的な放牧草地に適したペレニアルライグラスのフレンド、オーチャードグラスのアキミドリ、シロクローバのフィアの混播草地 地域適応性や永続性に優れたトールフェスクのなかでし好性がよい品種・ホクリョウの放牧利用草地。春季に短草状態で利用すると出穂が少なく、放牧牛の成長も良好である。
採食性のよい育成品種
採食性がよいペレニアルライグラス草地の集約的な放牧利用-ホルスタイン種育成牛で1ha当たり1,000kg以上の高い憎体を得ている。 し好性がよく栄養価の高いアルファルファの栽培。北海道では栽培面積が増加し、1万haに達した。(湯藤健治氏撮影)
国内で育成されたギニアグラスのナツユタカ。ローズグラスに比べて耐旱生、耐蹄傷性、永続性と採食性に優れた放牧向草種。適地は西南諸島。
早晩性の違いに着目した草種・品種の選定
良質粗飼料の合理的な生産・利用を確保するためには、草種・品種の早晩性の違いを利用することも重要です。
出穂期は、オーチャードグラスでは品種により1か月の差が、またトールフェスクの早生種とチモシーの晩生種との間には約2か月の差が見られる(栃木県での事例。草地試験場・育種第1研究室調査)。
このような特性を利用して、出穂期を異にする草地を計画的に配置することにより、品質の良好な状態で牧草を長期にわたって利用することができ、採草・貯蔵する場合には、その労力の分散・平準化ができる。