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技術情報


  マニュアル/草地更新

●強害雑草の防除法

雑草は草地の裸地に侵入して増殖するので、草地の適切な管理・利用による牧草密度の維持が基本であるが、繁殖力の旺盛な強害雑草が侵入した場合には、繁殖初期の効果的な時期に除草剤散布、刈り払いなどにより防除する。

主要除草剤と適用雑草
主要除草剤
適用雑草
適用等地
アシュラム剤
(アージラン)
ギシギシ類、ワラビ、ヨモギ・フキ等のキク科雑草、イタドリ等 更新草地、新播草、経年草地
グリホサート剤 エゾノギシギシ、ヨモギ・フキ等のキク科雑草、イタドリ、チカラシバ等 更新草地、経年草地
DBN剤
(カソロン)
ギシギシ類、ヨモギ・フキ等のキク科雑草、ワラビ、ヤブカラシ 経年草地
MCPB剤
(トロポトックス)
エゾノギソギソ、アカザ、ヒメスイバ、1年生広葉雑草(イネ科牧草単幡草地) 新幡草地、経年草地
MCP剤 エゾノギシギシ、広葉雑草 新播草地
全国的な強害雑草エゾノギシギシの防除法
エゾノギシギシが繁茂した採草地-この草地は牧草密度が低下していないのでアシュラムの全面散布が有効 アシュラム散布後2週間たって、葉色が黄色くなった状態-やがてエゾノギシギシは枯死する
エゾノギシギシの株数が少ない場合には除草剤のスポット処理が有効-DBN粒剤の散布作業 DBN粒剤をスポット処理してから1か月後のエゾノギシギシの枯死状態
西南暖地で問題になっているチカラシバの防除法
チカラシバが繁茂した牧草地-出穂期(9月)の状態 チカラシバの出穂期に地上5cm前後で刈り取ることにより、種子拡散をおさえ、翌年の牧草割合を高めることができる(写真中央列)。また、DBN粒剤を刈株ヘスポット処理することにより枯殺できる。
ワラビ(左)、フキ(右)ともに地下茎で繁殖する強害雑草である。生育旺盛な時期に2回、2年以上連続して刈り取る方法、出芽直後の強放牧の連年実施、エゾノギシギシと同様な除草剤散布などが有効である。
メビシバ(左)、イスタデなどの一年生雑草は、発生してからの防除は困難なので、草地の牧草密度を高く維持し、雑草の発生を抑えることが重要である。