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技術情報


  マニュアル/草地更新

●飼料成分間題と対策

飼料成分の把握
 牧草の飼料成分組成は草地の土壌条件や施肥などに大きく左右されます。また、牧草の種類、利用時期によっても異なり、草種の構成割合にも影響されます。したがって、劣化した草地を更新し、良質な自給飼料の増収を図り、さらに牧草を利用形態に応じて有効に利用するためには、その飼料成分を知る必要があります。牧草の飼料成分は各利用形態、生育時期などに分類され日本標準飼料成分表に載っています。しかし、この飼料成分表にあげられているのは日本の平均の飼料成分なので、各都道府県で行われているフォレージテストを利用して、より詳しい各自の牧草の飼料成分を知ることが大切です。

混播牧草飼料成分の変動

 オーチャードグラス主体混播草(オーチャードグラス75%以上)とオーチャードグラス、赤クローバー50%ずつの混播草の生育時期別のTDN、CP(粗蛋白質)の変化。赤クローバーの割合が高い方がTDNも高く、生育にともなうCPの減少も少なくなっています。
 オーチャードグラス主体混播草出穂期のCP(粗蛋白質)含量の分布。このように同じ出穂期の混播草でもCP含量は最小値8.7%から最大値27.5%、平均値16.5%と大きな違いがあります。

フォレージテストの利活用
 フォレージテストでは多くの場合、近赤外分光分析法(NIRS)により一般成分の分析を行っています。無機成分も家畜栄養上重要ですが、これは主として原子吸光分析法にて分析されます。
 近赤外分光分析計による飼料成分の分析。
 各成分のキャリブレーション(検量線)を作成することによって分析を行うものです。フォレージテストには現在2社の機種が用いられており、コーンサイレージ、牧乾草などの粗蛋白質、繊維成分のキャリブレーションが作成されています。
原子吸光分析計:Ca、Mg、Na、Kなどのミネラル類の分析に用いられます。