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放牧畜産基準認証申請の受付について
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認証申請は随時受付けております。
希望される方は、当協会の放牧認証担当までお気軽にお問い合わせ下さい。 -
TEL:03-3251-6501
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FAX:03-3251-6507
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E-mail:info@souchi.lin.gr.jp
放牧を取り入れた畜産の生産方式(以下「放牧畜産」という。)は、牧草地、シバ型草地、野草地等の地域の土地資源を活用した、土―草―家畜が結びついた資源循環型畜産であるとともに、家畜にとって健康保持やアニマルウェルフェア等の観点から優れた飼養管理方式であるばかりでなく、健康的に飼養された家畜から低コストで機能性成分に優れた良質な畜産物を産出することができる生産方式である。
さらに、この放牧畜産は、耕作放棄地の活用等国土の有効利用等を通じた国土保全、化石燃料の使用量の減少等による環境保全、緑空間等の景観の提供等、国連が提唱するSDGsに資するとともに、国民への食育の場の提供等重要な役割を果たしている。
このため現在、各地に芽生えつつある放牧畜産の展開を一層促進することが重要となっており、放牧畜産の普及に当たっては、放牧畜産について消費者の理解を得ることが重要である。
この基準は、放牧畜産を実践する牧場(以下「放牧畜産実践牧場」という。)が消費者の支持を得るため、生産過程等において守るべき飼養管理事項について、全国の基本的な基準として設定するものである。
植生 | 成牛換算1頭当たり 放牧面積 |
放牧期間 | 1日の放牧時間 |
牧草地 | 25a以上 (ただし宮古島以西の先島諸島地域では15a以上) |
自然条件から見て 放牧が可能な全期間 |
昼夜放牧 又は 夜間あるいは昼間放牧 |
15a以上 | 自然条件から見て 放牧が可能な全期間 |
夜間放牧 又は昼間放牧に限る |
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シバ型草地 | 45a以上 | 自然条件から見て 放牧が可能な全期間 |
昼夜放牧 又は 夜間あるいは昼間放牧 |
野草地 | 90a以上 | 自然条件から見て 放放牧が可能な全期間 |
昼夜放牧 又は 夜間あるいは昼間放牧 |
40a以上 | 自然条件から見て放牧が可能な期間のうち100日以上とし、野草が衰退してきた場合は、牧草地への転換を行うことを条件とする。 | 昼夜放牧 又は 夜間あるいは昼間放牧 |
※(注)当該基準におけるシバ型草地とは、いわゆるノシバ(Zoysia japonica)が優占した草地である。