放牧の仲間たち 茨城県 新利根協同農学塾農場

茨城県
新利根協同農学塾農場

「新利根協同農学塾農場」は自作地と近隣の離農地などを活用した放牧酪農を行う都市近郊の牧場です。

茨城県
新利根協同農学塾農場

新利根協同農学塾農場は茨城県稲敷市にあり、 自作地と近隣の離農地などを活用した 放牧酪農を行う牧場です。 経産牛32頭、育成牛5頭を飼っており そのうちおよそ35頭を放牧。 牛の種類はホルスタイン種とジャージー種です。 牧場主は上野裕さんです。 牧場では妻の知子さん、息子の匠さんも一緒に働いています。 搾乳は朝夕の2回。 年間出荷乳量は118tです。 牧草などをたっぷりと与えて健康に育てています。 粗飼料は自給しているほか、地域で生産される牧草も購入し、 あわあせて国産粗飼料100%利用。 自作地と近隣の離農地を利用した放牧地は約6ha。 これを11区画に分けて順番に放牧しています。 3月4月10月は昼間の放牧、5月から9月は 夜る放牧しています。 牧草を収穫する採草地はおよそ7haです。 さらにこの農場には、上野さんの考えに共鳴し チーズ作りに挑戦している人がいます。 新利根チーズ工房の西山厚志さん。 チーズ作りに魅せられてサラリーマンから チーズ職人へ転身を果たしました。 作っているのは9種類のナチュラルチーズ。 国内のチーズコンクールで銀賞を受賞した製品 もあります。 牧場を軸とした、地域振興へ 都市近郊で挑む放牧酪農には様々な可能性が 広がっています。